スケッチアップの「移動ツール」は、その名の通り図形を移動させたり、
CTRLを押すとコピーモードになりコピー出来たり、配列複写も出来ます。
しかし、それ以外にも「移動ツール」は様々なワザを持っています。
そのいくつかをご紹介します。
まず、スケッチアップの特性として端点やエッジを掴んで移動させると思いもよらない形に変形する場合があります。
しかしそれも、スケッチアップの「特性」と理解しクセをわかっていればそれを利用して有効にモデリングする事も出来ます。
例えば下記の図形のエッジを掴んでも、上矢印キーを押して青軸限定モードにしてしまえば上下への垂直方向にしか伸び縮みしません。
下記の様に赤軸に垂直にエッジを移動させたり、・・・。工夫次第では効率的にモデリングする事も出来ます。
直方体をグループにしてみます。
そして「移動ツール」で移動させます。
(移動中も出ていますが)
移動させて止まった所で、上面をよく見るとバッテンx印が4つ出ています。
移動ツールのままなのに、「回転」出来ます。
羅針盤の様なものが出てきて、この4つのバッテンx印を中心に回転できます。
側面に触れると、今度は上面ではなく側面(緑軸に垂直方向)に回転できます。
今度は、円柱をやってみます。
移動ツールでありながら、端点を掴み、・・・。
マウスを動かすと上の面だけが伸び、上面だけ半径が変えられます。
また円柱の側面、Rの面を掴んで、引っ張ります。
円柱の半径自体を伸ばします。
これ以外にも「移動ツール」は色んな事が出来ます。
スケッチアップはコマンドの数が極端に少ないソフトです。
一つのコマンドが複数の技が使えますので、使いこんでくると新たな発見がありますし奥が深い楽しい3Dソフトです。
動画でもご説明しています。
宜しければご覧ください。
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