実は私、SketchUp Pro の認定トレーナーです。
認定トレーナーって何?
要するに、メーカーが認めた 公式にSketchUpのトレーニング(講習)を行える人です。
認定トレーナーになるためには、試験を受けて合格しなければなりません。
しかし、自分は試験は苦手です。
子供の頃から「試験」というものは苦手です。
大学受験は何度も失敗(二浪)。
挫折して諦めました。
それ以来は運転免許以外、試験・テストには縁が無かったんです。
大学を諦めてデザインの専門学校に行きましたが、3年制の専門学校で2年の時に留年。
専門学校で留年って聞いたことないって、嫁に言われます。
しかし。
卒業の年就職活動を始める前に、友達の身代わりで行った会社訪問で気に入られ、試験らしい試験も行わずそこへ入社。
内装施工会社でかなり厳しい会社でしたので、11か月で逃げる様に会社を辞めました。
自分はつらい事は苦手です。
その後、フリーター。
昼近くまで寝ていて、昼からテレビを見て。
夕方から毎日の様に飲みに行ってました。
そんな生活を一か月くらいしてました。
ある日、飲み屋で隣にすわっていた見ず知らずの人と酔った勢いで意気投合。
べろべろに酔っぱらってる所で、「何の仕事してるの?」と聞かれ。
「先月会社を辞めたばかりで、無職。」と言うと、「じゃあうちへこない?」と誘われ。
「何の仕事ですか?」と聞くと、「建築の設計事務」との事。
「無理無理。そんな事出来ません。」もちろん断りしましたが、・・・。
「大丈夫。簡単。一から教えてもらえるから、・・・。とりあえず明日うちの会社に遊びに来ない?」
と誘われて。暇だったので次の日遊びに行き、そこの社長さんと面会。
「仕事は教えるから大丈夫。明日からでも良いから来てほしい。」と言われて何となくその会社に入る事になり。
全くの素人で、何もわからず設計事務所へ入ってしまいました。
いざ入社すると。
会社には誰もいない。
いたのは事務の女性と、去年入社したばかりの女の子のだけ。
設計事務所といっても色々あり、ここは主に施工図という図面を描く仕事の様でした。
施工図は、基本的には工事現場に常駐して(正確には現場事務所で)図面を描くらしい。
忙しく、「みんな現場に出てる。」との事。
仕方なく、その去年入った女の子に聞きながら、図面の事を教えてもらってました。
しかし、自分は建築の事は全く分からなかったので、コピーをとったり先輩の描いた図面を現場に届けたり、人が描いた図面のトレースだったりで雑用が主だったと思います。
そうこうしていると、あっという間に一年が過ぎ。
社長から「もう丹波には基礎は教えた。来月から現場に出てくれ。」との事。
「え~。まだ自分は何に出来ない」と思っていたので、断りましたが。
会社の命令ですから、仕方なく行くことにないりました。
ある建設会社の新築工事現場へ常駐。(派遣)
行ってみると、現場から求められる仕事はレベルが高く、毎日・毎日怒られてました。
今から思えば、よくこんな素人を使ってくれたとおもいます。
後から聞いた話しですが、・・・。
「お前は全然仕事が出来ないから、クビにしようと思ったが。とにかく猫の手も借りたいくらい忙しかったので。とりあえず置いておいた。」そうです。
私は「猫の手」でした。
しかし自分としては、不満たらたらでした。
「仕事は教える。」という約束で会社に入ったのにろくに教えてもくれないで、現場に出され客先から毎日怒られ続ける毎日が嫌になり。
もうやめてやる、と決心!
社長に電話。「話があります。」というと。
「わかった。今忙しいからお前の話しを聞いている暇がない。もうちょっとしたら話し聞くから、・・・。」で終わり。
仕方ない。もう少しだけ我慢するか。との思いでとどまり。
しばらくして、また電話かけ「あの~社長。お話しが、・・・。」
「わかった、わかった。今忙しいからもうちょっとまっててくれ。」
という事で、また先延ばしにされ。
そんな事をしているうちに、一年以上が過ぎ。
もう仕方ないので、「この現場が終わったらやめよう」と思っていた矢先、・・・。
現場も竣工を迎える間際。
その建設会社の偉い人が、(普段来られても一回も話もしたことない様な偉い人)が自分の所へ来て。
「いままで、よく頑張ってくれたな。」
「ところでキミ、今の会社を辞めて。うちへ来ないか。」
「今新しく施工図室を作るのに、ベテランはいるが若いのがいなく探しているので来てほしい。」と言われ。
「予想外の事で、ビックリ!」
「大手建設会社です。」
自分みたいなのが行って良いのか。と迷いましたが、・・・。
親に相談すると、父親が物凄い喜びよう。
実は、父も兄も弟も準大手の建設会社勤務です。
私だけプラプラしていたので、父親は心配していたらしいです。
親孝行にもでもなれば、という思いもあり試験も受けずにその会社に入社する事になりました。
という事で、試験・テストには縁がない私です。
話しはそれましたが、続きはまた次回。