普通、汎用CADと言われているものは、2次元のCADの事を言います。
自分はおよそ30年前、最初から3D機能があるものからスタート出来たことは凄くラッキーだったと思います。
しかし、その3次元機能を封印せざる負えない状況でした。
それは何故か、・・・。
理由は簡単。
・データの入力に時間がかかる。
・2次元の平面・立面・断面図等の、従来のスタイルでないと仕事が出来ない。
・誰も3次元を求めていない。
3つ目の理由が一番大きいです。
頑張ってそれをしても、誰にも喜ばれないわけですから。
3次元は諦めたものの、・・・。
当初「絶対仕事では使えない」と思っていたCADが、毎日毎日やっていく事で少しづつ慣れて出来る様になってくると楽しいですね。
自社開発しているCADなのでバージョンアップも頻繁で、そのうちにプログラム開発の担当の方とも親しくさせて頂く様にもなってきました。
入社当時は内勤で、施工図室で仕事をさせてもらっていましたが、その後現場に常駐し「施工図係員」として毎日忙しい生活を送っていました。
気が付くと、10年以上が過ぎ、・・・。
振り返ってみると、とりえのない自分が出来ないと思っていた図面の仕事も続けられて、しかもこんな大きな会社で仕事をさせてもらえて本当にありがたい。
これは自分の力ではない。
いい出会いに巡りあえたお陰です。
そして40歳に近づいたとき。
人生の転機が訪れました。