三次元との出会い

前回の投稿で、どうして私が図面の仕事をする様になったかをお伝えしました。

建設会社に入ったのは、今から30年近く前の話しです。

会社が変わっても仕事はほぼ同じで、工事現場の図面を描いていました。

しばらくすると「図面の仕事をしている人はコンピューターをしなければならない」との事。

面倒くさい。やりたくなかったです。

そうです、今から30年前は平行定規やドラフターを使って、製図専用のシャープペンで描いてました。

学生の時、YMOがコンピューターを使って音楽をやり始めてたのを聞いて、何か凄いと思っていましたが。

遂に、図面までコンピューターなのか。

と時代の流れをちょっとっとだけ感じていました。

CAD(キャド)と云うらしい。

これからはコンピューターで図面を描く様になるとか、・・・。

いじってみると、何か面白ろそう。ゲームみたいだ。

でも、「実際の仕事には使えない。」 それが第一印象です。

その理由は、・・・。

・ 操作が難しい。

・ 融通が利かない。

・ 手で描く2倍~3倍の時間がかかる。(いや、もっとかかるかもしれない)

当時ほとんどの人が感じていたと思いますので、会社から推奨さてていても自分から積極的にCADをしている人は少なかったです。

ソフトは、会社がオリジナルで開発したCADソフト「GENBAMAN」。

まだ、Windowsが出る前です。

OSは、MS-DOS。真っ暗な画面で、アイコンなんかありません。

しかしそんな時代なのに、既に3D・三次元の機能があったんです。

入力は面倒ですが、一度データを入力すると三次元の世界が画面の中に広がる。

バーチャルな世界が、・・・。

これはにはワクワクしました。

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